歯科治療が苦手な方について

Q 歯科医院で治療するとき、よく吐き気でオエっとしてしまいます。特に型取りが苦手なのですが、大丈夫ですか?

A 当院には、同じ症状(嘔吐反射が強い方)をお持ちの方が多数通院されています。

胃カメラの時などにも使用する、スプレータイプやジェルタイプの麻酔をお口の奥の部分に効かせることで、嘔吐反射をかなり抑えることができます。

また、当院は笑気ガス鎮静器という、ウトウトしながら治療をうけることが出来る設備を備えております。
鎮静下で治療を受けることにより、ほとんどの方の嘔吐反射を抑えることができます。
鎮静下での治療をご希望の方は、お気軽にスタッフまでご相談ください。

Q 歯医者が本当に苦手です。痛みがないように治療可能ですか?

A 当院では最大限、痛みを抑えた治療を心掛けております。

特に麻酔をするときは、表面麻酔と呼ばれる麻酔針を刺すときの痛みを抑える薬を塗り、体温と同じ温度に温めた麻酔薬を、コンピュータ制御で痛みを感じにくい速度で注入します。

多くの患者さまから「痛くなかった」「これなら大丈夫!」とのお声を頂戴する一方、「何をしているか全く分からないように」「完全に何も感じないように」とまでは難しいのが現状です。

どうしても痛みを感じてしまう場合は笑気ガス鎮静下にて、ウトウトしながらの状態で治療を受けていただくことも可能です。

Q 子どもが虫歯なのですが、どうしても暴れてしまいます。どうしたら良いですか?

A

お子さまの虫歯が小さい場合

「お子さまの虫歯が小さく、お痛みが出るまで猶予があり、削る治療でなくフッ素や虫歯の進行止め(サホライド)などで当面は対処可能」と歯科医師が判断した場合のみ、お水や音の出ないお部屋(アンパンマンルーム)にて歯磨きの練習から歯科医院に慣れていただくようにしております。

また、TSD法という「聞いて、見て、触って」お子さまが歯科治療の器具類に慣れていただくことで、徐々に落ち着いて治療を受けることが出来るようトレーニングも実施しております。

お子さまが治療の必要性を理解できる年齢である場合

「歯科治療を受けなければならない」とお子さまご本人が理解されており、治療が始まるまでは落ち着いていられる場合は、笑気ガス鎮静法でウトウトしてもらいながら治療を行うことも可能です。
ただし、笑気ガスは、治療開始前から泣いてしまう、動いてしまうお子さまにはあまり効果がありません

お子さまが小さく、虫歯が大きい場合

急ぎ治療した方が良いほどの大きな虫歯があり、かつ、どうしても動いてしまうお子さまの場合は、保護者の方のご希望により、動かない様にスタッフがお手伝いさせていただく(抑制治療)ことも可能です。
また、必要な場合は、より専門的な診療体制の施設をご紹介することも行っております。

治療に先立ち、麻酔や使用器具、お手伝い(動く場合は抑えさせていただくことなど)について、保護者の方のご希望をお伺いしております。ご不明点やご不安点はお気軽にスタッフにお尋ねください。

説明について

Q 治療しなければいけない場所や状態について、説明の時間をとって欲しいのですが。

A 当院では2回目の診療後に「セカンドカウンセリング」のお時間を設けております。

初診時に撮影した写真等をもとに歯科医師が作成した資料を用いまして、今後のおおまかな治療計画や虫歯や歯周ポケットの深い部位などについて専任のスタッフがご説明いたします。

セカンドカウンセリングは患者さまにご自身のお口の中を把握していただき、治療期間や回数について大まかな目安をご理解いただくための当院の取り組みとなっております。

その際、詰め物の材質や費用などについて、保険外のものを含めて相談しながら決めていきたいというご希望がある場合は、「補綴(ほてつ)カウンセリング」として改めて別にご説明とご相談のお時間をとらせていただいております。

ご興味のある患者さまはお気軽にスタッフまでお声がけください。

治療について

Q なるべく抜かない、歯の神経を残す治療を受けたいのですが。

A 当院はMI(ミニマルインターベーション:最小侵襲の治療)をモットーとしております。

むし歯が大きくても神経を残せる可能性のある場合は、水酸化カルシウム製剤やMTAセメントなどの「神経の保護剤」を用いて可能な限り神経を温存するよう努めています。

また、歯周病が進んでいて揺れている歯でも、歯周病治療や必要があれば小手術を用いて歯の温存を図ります。
ただ、治療の段階で既に神経が壊死している場合や、歯が骨から完全に浮いているような重度の歯周病の場合は、温存が難しい場合もございます。個別の治療方針については、お気軽に担当医にご相談ください。

Q 歯がないところに歯を入れたいですが、どんな治療法がありますか?

A ブリッジ、入れ歯、インプラント治療などがあります。

ブリッジ

ブリッジは出し入れする必要がなく、ご自身の歯のように使うことができ、かつ手術を必要とせず少ない通院回数で治療を終えることができます。一方で歯が無い場所の隣の歯を削らなければならない、ブリッジでは治せない症例もあるなどの短所があります。

見た目や汚れの付きにくさ、費用などは保険診療と自由診療で差があります。

入れ歯

入れ歯はあらゆる症例に用いることが可能で、歯を削る量が非常に少なく(ないわけではありません)、手術の必要もありません。
しかし、着脱しなければならない、ブリッジやインプラントと比べると装着感がある、骨の吸収が進んだ難症例では治療回数がかかる、などの短所があります。

見た目や装着感、温度の感じやすさや費用などは保険診療と自由診療で差があります。

インプラント

インプラントは隣の歯を削る必要がなく、着脱の必要もなく、自分の歯のように使うことができます。
入れ歯が合わない、自然な噛み心地を求めている患者さまにはメリットがあります。
しかし手術が必要であり、持病や服薬の種類によってはお勧めできないという短所もあります。

保険適応はありません。

Q 金属アレルギーがありますが、歯科治療を安全に受けることができますか?

A はい。当院では金属アレルギーやラテックスアレルギーをお持ちの方の場合は、金属やラテックスを使用しない器具・手袋で治療を行っております。

メタルフリーの被せ物が保険適応となるケース

奥歯の虫歯で、型取りして被せ物を作らねばならないケースにおいては、金属アレルギーと診断された皮膚科の診断書をお持ちいただくことが出来れば、CAD/CAM冠と呼ばれるセラミックとプラスチックのハイブリッドの素材が保険適応範囲が拡大するケースもあります。
診断書があった方がご希望の治療範囲が広がる場合は、改めて担当歯科医師よりご説明いたします。

Q 自分の歯並びが良くないので、こどもの歯並びが気になります。矯正は何歳から相談すれば良いですか?

A 矯正に関しましては、こちらのページをご覧ください。

Q 自然な口もとになる補綴物のメニューと価格が知りたいです。

A こちらのページをご覧ください。

Q フッ素は何歳から塗ったら良いですか?また、定期検診は、何歳から行けばよいでしょうか。

A 生後半年ほどで前歯が生えてきますので、歯が生えたらフッ素を始めることをおススメしております。

定期健診に関しましては「マイナス1歳」から、すなわちお母様のご妊娠中から、お母様のお口の中の歯周病やむし歯を治療し、綺麗なお口で赤ちゃんをお迎えされることをおススメしております。

Q 虫歯の治療期間はどのくらいかかりますか?

A 1本あたり、前歯の小さな虫歯は1回で、型取りをして詰め物を作るものは2回で、根っこの治療となると4~5回程度かかることが多いです。全体の治療期間につきましては虫歯の大きさや本数によりますので、まずは一度診察にお越しください。

ご予約について

Q 無料託児サービスは何歳からが対象ですか?また、兄弟二人を一緒に無料託児サービスで預けることは可能ですか?

A 当院はベテラン保育士が大切なお子さまを責任もってお預かりしております(完全予約制)。

0歳からの小学校に入学するまで(6歳)までのお子さまのご予約を承っております。

ご兄弟・ご姉妹2名の無料託児サービスは、お子さまの年齢や協力度等によって可能な場合もあれば、ご兄弟の年齢が離れている場合や年齢、協力度により難しい場合もございます。

お二人以上の託児を希望される場合は当院受付、またはお電話にてお問い合わせ下さい。

無料託児サービスに関しましてはこちらのページをご覧ください。

Q 車椅子で行きたいのですが、大丈夫ですか?

A 大変申し訳ございませんが、当院は現状ではエントランス部分及び正面玄関自動ドア内側に段差があり、自動ドアの内側の段差は約40cmあり、車いすごと持ち上げて運搬することが非常に難しいと思われます。

歩行困難の患者さまには訪問診療も行っておりますので、ご相談ください。

ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどをよろしくお願い申し上げます。

岩国市のある全歯科医院の車いす対応の有無・スロープ・車いす対応トイレ・段差などの情報は、岩国歯科医師会のホームページのバリアフリー状況のぺージをご覧らください。

Q 英語に対応していますか?

A 大変申し訳ございませんが、当院は日本語以外での診療は、現在のところ対応できておりません。日本語通訳の方とご一緒に受診される患者さまの診療は承っております。

英語に対応した診療を行っているかどうかは、岩国歯科医師会のホームページ バリアフリー状況ページをご覧ください。

Q 生活保護を受けているのですが、対応していますか?

A 大変申し訳ございませんが、当院は指定医療機関ではございません。指定医療機関をお探しの方は、各自治体にお問合せください。

ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどをよろしくお願い申し上げます。

Q 仕事を休むことができないので、土曜や夕方しか歯科医院に通院できません。直近の予約をとりたいのですが、なかなか希望通りの時間に予約が空いていません。どうしたらいいですか?

A キャンセル待ち予約システム、複数回予約制度をご利用ください。

当院は勤労世代の方、幼稚園・保育所・小中高校生の方に多く通っていただいております。
そのため、平日は15時30分からと土曜日を希望される方が多くなっております。
直近で空き枠をお探ししても、人気の曜日・時間帯はなかなかご希望のお時間をご案内できないことがございます。

ただ、毎日数件のキャンセル枠は発生しておりますので、直近でのご予約をご希望の方はキャンセル待ちシステムをご利用ください。

キャンセル待ちシステム

キャンセル待ちシステムとは、キャンセルの患者さまが出次第、キャンセル待ち予約をご登録いただいた患者さまに、順番にご来院可能かお電話またはショートメールにてご連絡をする当院の取り組みです。

また、連続して通院される方には、複数回予約制度をご利用いただいております。

複数回予約制度

複数回予約制度とは、下記1または2に合致される患者さまに対して、当院が感謝の気持ちとして行っている制度です。

  1. ご連絡のないキャンセルと当日のキャンセルが過去通算1回以下の患者さま
  2. 直近3回以上、連続でご予約日・時間通り通院してくださっている患者さま
    または、キャンセルを前日(休診日を挟む場合は休診日前日)までにご連絡くださった患者さま
    ※過去ご連絡のないキャンセルと当日キャンセルの数が多い患者さまに関しましては、2の条件が適応できない場合もございます※

上記の患者さまに対して、キャンセルしないとご確約くださる条件で、時間に関係なく、複数回のご予約を承る制度となっております。
ご希望の方はスタッフまでお気軽にご相談ください。

患者さまのお時間を守る取り組み

学生の方、勤労世代の方、子育て世代の方にとって、特に時間は貴重だと考えます。

当院は開業当初、かなり患者さまをお待たせしてしまったことを教訓に、予約優先制から完全予約制へ変更いたしました。
「患者さまをお待たせしないための完全ご予約制度」という理念の下、ご予約時間通り診療室へお通しする、そしてお時間通りに診療からお見送りする取り組みを、スタッフ一丸となって努めております。

そのため、現在では、時間休を取られてご来院される患者さまも増えてきました。
時間休でご来院された患者さまは、その旨を診療受付時にお伝えくださいますと、最大の努力をさせていただきます。

Q うつ病を持っており、体調が悪い時は本当に動けません。歯や歯周病の治療はしたいのですが、必ず予約通りに行けるか自信がありません。どうしたら良いですか?

A うつ病に限らず、持病・妊娠等により体調不良が予測される場合は「12時20分枠」をご利用ください。

ご病気などの特別な事情により当日受診を確約できない方のために、当日キャンセルがあることも了解の上で、ご予約を取らせていただく枠となります。
この枠は多少の待ち時間が発生する可能性がございますが、ご理解の上でご利用くださいませ。